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妊活ごはんは、料理を習う場所ではありませんー助産師が妊活ごはんを始めた理由

  • 1 日前
  • 読了時間: 7分

日曜の朝、少し立ち止まる時間に。

今週も「妊娠前の今を整える」という視点で、体と向き合うヒントをお届けします。

妊活ごはんで実際の料理の量と組み合わせを確認する女性

「妊活ごはんって、料理教室ですか?」 「助産師なのに、どうして料理を?」


そう聞かれることがあります。

一緒に食事を作るので、料理教室のように見えるかもしれませんが、 私が主催する 妊活ごはんは、栄養の正解を覚える場所でも、レシピを増やす料理教室でもありません。

「体にいい」と言われていることを、自分の食卓ではどう使うのか。

実際に作って、見て、食べながら、

「私の場合はどうする?」

に変えていく時間です。

実際の料理を見て、食べて、振り返ることで、 知識だけでは分かりにくかったことを自分に合わせてた形を見つけています。



「体によいもの」はわかった。でも私はどうするの?

「たんぱく質が大事」

「鉄をとったほうがいい」

「魚も食べたほうがいい」

「甘いものは控えめに」

「朝ごはんを食べよう」

妊活の食事について調べると、たくさんの情報が出てきます。

どれも、一般論としては間違いではありません。

でも、本当に困るのはその先ではないでしょうか。

じゃあ私は、どれを優先する?

どのくらい食べる?

毎日やるの?

外食の日はどうする?

疲れて作れない日は?

ここから先は、一般論を読んでいるだけでは、なかなか決まりません。

一般論をそのまま守るのではなく、

「私の場合はどうする?」に置き換えて、自分で選べるようになること。

私は、そこが大切だと考えています。

だから「妊活ごはん」をしています。

なぜ助産師が「妊活ごはん」をしているの?

私は助産師として30年以上、妊娠・出産・産後の女性たちと関わってきました。

そこで感じてきたのは、妊娠したからといって、体や暮らしを変えられるわけではないということです。

妊娠前にしていた食事。

睡眠。

仕事との付き合い方。

疲れた時の過ごし方。

それらは妊娠中にも、産後にも続いていきます。

だから私は、妊娠してから「さあ、整えましょう」ではなく、その前から自分の体や食事を知っておくことが大切だと考えています。

ただし、妊娠前から完璧な食生活をしてください、という意味ではありません。

むしろ逆です。

頑張らないと続かない方法ではなく、妊娠中も産後も続けられる食べ方を、今から見つけておく。

その入口として、毎日繰り返す「ごはん」を一緒に見ています。

「知っている」と「自分の食卓でできる」は別もの

「たんぱく質は大切です」

そう聞けば、多くの方は知っています。

でも、

「では、今日の朝ごはんにはどのくらい?」

となると、急に難しくなります。

たとえば、

朝はパンとコーヒー。

昼はおにぎりとサラダ。

夜に肉や魚を少し。

本人は「たんぱく質を意識している」つもりでも、1日を通して見ると少ないことがあります。

反対に、

体によいからと野菜や豆腐をたくさん食べて、お腹はいっぱい。

でも主食や主菜が少ない、ということもあります。

知識がないからではありません。

一般論を、自分の食事に置き換えるのが難しいのです。

実際に食べると、「私の場合」が見えてくる

ここが、妊活ごはんで私がいちばん大切にしているところです。

たとえば、

「魚を1食分食べましょう」

と文章で読んでも、その「1食分」が自分の食卓でどのくらいなのか、意外と分かりません。

でも実物を目の前にすると、

「え、私いつもこの半分くらいだった」

「私は逆に、こんなに食べなくてもよかったんだ」

「朝にもこれくらい主菜があるといいんだ」

「ごはんも一緒に食べたほうが、午後まで持ちそう」

と、自分の食事との違いが見えてきます。

さらに、実際に食べてみると、

「思ったよりお腹いっぱいになる」

「これなら家でもできそう」

「もっと手の込んだものを作らなきゃと思っていた」

「これでいいんだ」

という感覚も生まれます。

これが、

知識だったものが、自分の感覚に変わる。

すると、

「明日の朝、卵を足してみよう」

「魚を買う時、このくらいを目安にしてみよう」

と、行動に移しやすくなります。 妊活ごはんで大切にしているのは、この「見て、食べて、わかる」体験です。

妊活の食事には「白か黒か」で決められないことも多い

食事について調べるほど、

これは食べたほうがいい。

これは控えたほうがいい。

これは毎日必要。

これは体によくない。

そんな情報が増えていきます。

でも、実際の暮らしはそんなにきれいに白黒では分けられません。

外食の日もあります。

甘いものが食べたい日もあります。

残業して、お惣菜を買う日もあります。

朝ごはんをゆっくり作れない日もあります。

だから大切なのは、

「これはダメ」と覚えることではなく、

今日は何を選ぶ?

何か一つ足すなら?

次の食事でどう戻す?

と、自分で考えられることです

一般論の中から、今の自分に必要なものを選ぶ。

そして、うまくできなかった日があっても、また整え直す。

妊活ごはんでは、そんな「自分で選ぶ練習」もしてほしいと思っています。

「頑張ればできる」より、「これなら続けられそう」

妊娠前の体づくりというと、

特別な食材を買う。

毎日違う料理を作る。

手の込んだ献立を考える。

好きなものを我慢する。

そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも、それを家で続けられなければ、体験したその日だけで終わってしまいます。

妊活ごはんで使うのは、普段のスーパーで買える食材が中心です。

家族と別の「妊活メニュー」を作るわけでもありません。

忙しい日でもできる。

料理が得意でなくてもできる。

お惣菜や外食も使える。

疲れた日は、もっと簡単でもいい。

そして、今までの食事を採点することもしません。

「できていないところ」を探すのではなく、

今の食事を見て、まず一つ変えるなら何にするか。

を一緒に考えます。

全部を変える必要はありません。 「頑張ればできる」より、「これなら続けられそう」

私は、こちらのほうを大事にしています。 一緒に食卓を囲み、

「私だけじゃなかった」

「これくらいでもいいんだ」

「これなら家でできる」

と分かることも、大切な体験だと思っています。

持ち帰ってほしいのは、レシピより「選ぶ力」

もちろん、作った料理のレシピは持ち帰れます。

でも、本当に持ち帰ってほしいのは、そのレシピだけではありません。

朝ごはんを見て、

「今日は何が足りないかな」

と考えられること。

スーパーで、

「今日はこの魚にしよう」

と選べること。

外食で、

「これを足しておこう」

と考えられること。

疲れた日に、

「今日はここまでできれば十分」

と決められること。

そして乱れた日があっても、

「次で戻せばいい」

と思えること。

正解を覚えるのではなく、自分の食事を見て、自分で選べるようになる。

それが、私が妊活ごはんで一番持ち帰ってほしいものです。

妊娠するためだけの食事ではありません。 妊娠前から妊娠中、産後、その先の家族の食卓まで。 自分の生活の中で続けられる食べ方を、一緒に見つけていきます。

妊活ごはんについて、よくある質問

Q:料理が苦手でも参加できますか?

はい。

難しい調理技術を学ぶ料理教室ではありません。

食材の量や組み合わせを実際に見ながら、家でも取り入れやすい食べ方を確認します。

料理が得意でなくても参加していただけます。

Q:まだ妊活を始めていなくても参加できますか?

はい。

今すぐ妊娠を希望している方だけでなく、

「いつか赤ちゃんを迎えたい」

「今の食事を一度見直してみたい」

という方にもご参加いただけます。

妊活を本格的に始める前だからこそ、焦らず食事を確認できます。

Q:参加したら、妊娠しやすくなりますか?

妊活ごはんは、妊娠の成否を約束するものではありません。

妊娠前から食事や生活を見直し、自分の体を支える食べ方を日常に取り入れるための体験です。

📅近日開催予定





8月22日 (土) 11:00~13:00   腸活・膣活で整える、便秘対策ごはん

9月27日 (日)11:00〜13:00      脳と神経をサポート 妊娠前から対策が必要な理由 

10月12日 (祝) 11:00~13:00   隠れ貧血かも! 鉄分補給で元気な体づくり

 

未来の赤ちゃんのために、

まずは今の食事を整えるところから。

白飯と汁物、野菜、魚介や肉の料理が並ぶ家庭的な食卓。

小さな一歩ですが、

体の土台は少しずつ変わっていきます。


気になる方は、ぜひご参加ください。




【この記事を書いた人】

 西野裕子

助産師|妊娠前の今を整える、妊活の家庭教師

助産師として30年、妊娠前から妊娠中・産後まで多くの女性と関わってきました。現在は「妊娠前の今を整える、妊活の家庭教師」として、食事・生活習慣・体の土台づくりをサポートしています。詳しいプロフィールはこちら


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