体づくりの食事、続けようと思うけど続かないの…
日曜の朝、少し立ち止まる時間に。
今週も「妊娠前の今を整える」という視点で、体と向き合うヒントをお届けします。

妊娠前の体づくりのために、食事を見直そうと思った。
朝ごはんを食べる。
たんぱく質を増やす。
甘いものを少し控える。
野菜を食べる。
始めたばかりの頃は、意識できていた。
けれど、 仕事が忙しくなった。 疲れて料理ができなかった。
外食が続いた。
思うようにできない日が増え、いつの間にか元の生活に戻っていた。
そんな経験はないでしょうか。
続かなかったのは、意志が弱かったからとは限りません。
生活習慣を変えることは、知識を得ることとは別だからです。
知っていることと、生活の中で選べることは違います
妊娠前の食事について調べると、たくさんの情報が見つかります。
朝ごはんを食べる。
たんぱく質を毎食とる。
主食を極端に減らさない。
魚や卵、肉を取り入れる。
睡眠や運動も大切にする。
わかってるけど、できない(続かない!) 生活の中では、毎日同じ条件がそろうわけではないからです。
朝早く出かける日。
帰宅が遅くなる日。
生理前で気持ちが落ち込む日。
疲れて何も作りたくない日。
外食や予定が続く時。
そのたびに、
今日は何を選ぶか。
どこまでできればよいか。
できなかった分を、どう戻すか。
を判断する必要があります。
続けるために必要なのは、できなかった時の戻り方です
何かを始めた直後は、意識が高まっています。
買い物を変える。
食事の写真を撮る。
朝ごはんを用意する。
甘いものを控える。
最初の数日は、比較的取り組みやすいものです。
けれど、妊娠前の体づくりは、数日だけ行うものではありません。
仕事が忙しい時もあります。
体調がよくない時もあります。
予定どおりにできない日もあります。
その時に、
「できなかったから、もう意味がない」
と考えてしまうと、そこで止まります。
続けるために必要なのは、毎日同じようにできることではありません。
できなかった時に、どこから戻ればよいか分かっていることです。 なぜ、この行動を選んだのかな?
たとえば、夕食が外食になったからといって、翌日から厳しく制限する必要はありません。
次の朝ごはんに主食と主菜をいつも通りにする。
数日乱れたら、まず一食だけは整える。
疲れている時は、作ることより食べることを優先する。
戻る場所も人それぞれ。 マイルールが決まっていると、
一度の乱れても全手を諦めにくくなります。
一人で進めると、小さな変化に気づきにくくなります
自分の食事や生活を毎日見ていると、 少しずつ起きている変化には気づきにくいものです。
朝のだるさが少し減った。
午前中に甘いものが欲しくなる回数が減った。
便通が変わった。
夕方の疲れ方が少し違う。
食事が乱れても、戻すのが早くなった。
体重のように数字ではっきり表れない変化は、
「何も変わっていない」
「続けても意味がないのでは」
と感じやすくなります。
反対に、見直した方がよい状態にも、自分では気づきにくいことがあります。
食事が少しずつ偏っている。
睡眠不足が続いている。
間食が増えている。
無理をしている状態が、いつものことになっている。
自分のことだからこそ、客観的に見るのは難しいのです。
私も、方法を知れば一人で続けられると思っていました
私自身、ダイエットを通して栄養を学びなおしました。
最初の3か月は、伴走してもらいながら取り組みました。
食事を見てもらう。
変化を確認する。
うまくいかない時は方法を修正する。
その中で、自分の体に合う食べ方や続け方を学びました。
その後、
「もう方法は分かったから、一人でも続けられる」
と思い、自分だけで取り組んだ時期があります。
知識はありました。
何を食べればよいかも分かっていました。
けれど、一人になると、
このくらいなら大丈夫。
今日は仕方がない。
明日から戻そう。
と、自分への判断が少しずつ曖昧になりました。
そこで、もう一度伴走をお願いしました。
今できていること。
見直した方がよいこと。
少し変化していること。
元に戻りそうな部分。
それを一緒に確認できるようになりました。
そこで実感したのは、
方法を知っていることと、行動を続けられることは別だということです。
伴走は、管理されることではありません
「伴走」と聞くと、
・食事を厳しく管理される。
・できなかったことを注意される。
・毎日きちんと報告しなければならない。
そのようなイメージを持つ方もいるかもしれません。
私が考える伴走は、相手を管理することではありません。
・今の生活で何ならできるかを一緒に考える。
・できなかった理由を整理する。
・体調の変化を確認する。
・方法が合わなければ修正する。
・乱れた時に戻る場所をつくる。
そのためのものです。
私が経験したように 自分一人では見落としやすいことを、誰かと一緒に確認する。
その積み重ねによって、自分で判断する力も育っていきます。
伴走は、自分で考えなくてよくなる仕組みではありません。
逆に、自分で考え、選び、乱れても戻れるようになるための仕組みです。
続かなかった自分ではなく、続かなかった方法を見直す
食事や生活を変えようとして止まった時、
「私は続けられない人」
と決める必要はありません。
目標が大きすぎた。
やることを増やしすぎた。
今の生活に合わない方法だった。
変化を確認する基準がなかった。
できなかった時の戻り方を決めていなかった。
一人で判断し続けることに疲れた。
そのような理由があったのかもしれません。
大切なのは、止まった自分を責めることではありません。
なぜ止まったのかを確認し、続けられる形へ変えることです。
私自身、一人で考えたり、一人で進めたりすることが好きです。
だから、「まずは自分でやってみたい」という気持ちもよく分かります。
一人で進めることは、決して悪い選択ではありません。
ただ、一人で進めることと、一人で全部を判断し続けることは少し違います。
自分でやってみて、迷った時だけ誰かに確認する。
続けにくくなった時だけ、一緒に見直す。
そんな使い方でもいいと思っています。 よくある質問
Q:これまでにも食事改善に挑戦しましたが、途中で止まりました
A:私もあります!止まったことを責める必要はありません。
何が負担になったのか、どこで続きにくくなったのかを振り返り、今の生活に合う方法へ整理します。
Q:毎日きちんと報告できる自信がありません
A:毎日完璧にできることを求めるものではありません。ご自身が振り返るツールです。報告できる方法も様々なので、やりやすい方法を考えていきましょう。できる日から再スタートでOKです。
Q:相談したら、90日伴走を申し込まなければなりませんか?
A:その場で決める必要はありません。
まず現在地を整理し、自分で進むか、妊活ごはんを利用するか、伴走を使うかをご自身で選んでいただけます。
今の自分を大切にすることから、始めてみませんか
妊娠前の体づくりは、妊娠のためだけに特別な生活を始めることではありません。
食べる。
眠る。
動く。
休む。
体の変化に気づく。
今の自分を支えている日常を、自分に合う形で見直すことです。
一般的な情報は知っている。
けれど、自分の場合は何を優先すればよいのか分からない。
そんな時は、一人で答えを決めなくても大丈夫です。
「今の体を整理する時間」では、 食事、睡眠、体調、生活を一緒に振り返り、
「私は、ここから整えればよさそう」
と思える一歩を見つけていきます。
妊娠のために今を我慢するのではなく、今の自分も、いつか迎えたい命も大切にできる準備を始めてみませんか。
【この記事を書いた人】
西野裕子
助産師|妊娠前の今を整える、妊活の家庭教師
助産師として30年、妊娠前から妊娠中・産後まで多くの女性と関わってきました。現在は「妊娠前の今を整える、妊活の家庭教師」として、食事・生活習慣・体の土台づくりをサポートしています。→ 詳しいプロフィールはこちら


